「日本の生活家電に感謝」
2023.07.12
その他知財を題材とした連続TVドラマ「それってパクリじゃないですか?」を、最終回まで楽しく見させて頂きました。その第5回で、悪役側(?)の知財部長のセリフとして、「昔の日本は物造りによって産業が栄え、世界を牽引していた。ですが今はどうです。時代はどんどん変化し、開発の分野でも諸外国に差をつけられている。」というセリフがありました。
確かに、このセリフのようなことが叫ばれて久しいのですが、品質・性能の優れた日本製品が無ければ日常生活は成り立ちません。
ふと、拙宅の中を見渡すと、随所に生活家電があります。全て日本企業の製品で外国製品などはないのです。
私は読書を日課としていますが、年のせいで明るい照明が不可欠です。先日蛍光灯スタンドが管切れとなりました。1日でも使えないと非常に不便です。今まで通り、管を日本のメーカー品に交換しました。
期待を込めてスイッチを入れました。すると、期待以上に白く明るい光が、ぱっと一面に広がりました。思わず声を上げたほどです。品質第一を徹底し、高品質の商品を造り続ける日本の物造りは凄いと感じました。
蛍光灯一つにも、造り手の意気込みが乗り移っています。そして、毎日の生活を快適にしてくれる日本の生活家電に感謝です。
日本の技術力や開発力は低下したなどと、受け売りで講釈を垂れていると、照明器具達に意地悪されて、ある日突然、家中真っ暗闇ということにもなりかねません。
(日本弁理士会中国会 弁理士 木村 厚)