日本弁理士会 中国会

MENU

知財コラム

ヨット ヨット
中国会はっぴょん 知財コラム

「自社ブランドを守ろう! ~商標出願のススメ~」

2025.01.20

商標権の取得は、企業が自社のブランドや製品、サービス名を守るために欠かせない手段です。会社名や商品・サービス名を商標登録することで、他社による模倣や不正使用から守ることができます。具体的には、他人が同じ商標や紛らわ
しい商標を使用することを法的に禁止することが可能になります。これにより、自社の信頼性や市場での競争力を維持することができ、ブランド価値を保護できるという大きなメリットがあります。
しかし、商標登録は原則「早いもの勝ち(先願主義)」であるため、現在使用している会社名や商品・サービス名であっても、他人が先に出願した場合、その商標権を奪われるリスクがあります。その結果、商標権者から差止請求や損害賠償請求を受ける、あるいは、長年築いてきた会社名や商品名を変更しなければならないといった事態が生じる可能性があります。
これらのリスクを防ぐためにも、商標登録出願をできるだけ早期に行うことが重要です。商標権を取得することで、自社の名前やブランドを法的に守るだけでなく、事業の安定性や成長を確保することにもつながります。商標の出願に関するご相談は、知的財産の専門家である弁理士に是非ご相談ください!

日本弁理士会中国会 弁理士 島原 留美子