「地方における一弁理士の活動」
2017.06.07
その他このコラムをご覧になっている皆様は、「知的財産」、「弁理士」、「特許事務所」と聞けば、何のことかご存知のことと思います。
私は、鳥取県で独立開業して2年が過ぎました。その間いろいろな所で自己紹介もしましたが、「弁理士?」、「特許事務所?」という反応がほとんどで、この業界の知名度の低さを正直実感するとともに、知名度を上げていかなければ、いずれこの業界も尻すぼみになるのでは、と思っています。
業界全体での大きな活動が重要なのは勿論ですが、一人の弁理士としても何かできないかと考えています。
今、日本弁理士会中国会では、弁理士がオリジナルのTシャツを着てマラソン大会に参加しています。Tシャツを着てマラソンに参加することでも、弁理士の知名度向上につながるだろと考え、私もこのTシャツを着て参加しています。
先日も近くで開催された大会に、Tシャツを着て一人走ってきました。沿道からはTシャツをみて「弁理士、頑張れ~」という声援が聞こえてきました。勿論「弁理士??頑張れ~」とか、「弁護士、頑張れ~」という声援も多いですが、Tシャツをみて声援して頂けることは励みになります。
とくに学校の前を走ると、部活動を中断して多くの学生が応援してくれます。学生から「弁理士、頑張れ~」という声援を受けると、若い人に「弁理士」を知ってもらえたかも、と嬉しくなります。走りも若干加速する気分です。
マラソンを続けていく目標は、健康維持も勿論ですが、沿道で応援して下さる方に「弁理士」を知ってもらい、一人でも多くこの業界に関心を持ってもらうことです。地味な活動ですが、底辺を広げていくことがこの業界の発展につながるものと信じています。
是非どこかの大会で弁理士と書かれたTシャツをみかけたら声援をお願いします。どの大会もきっと後方を走っていますよ…だって広報活動なので。
(日本弁理士会中国会 弁理士 中西 康裕)