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「特許か魚か」

2022.11.16

特許をとったと聞くと、さぞすごい発明をされたのだろうと感心されると思います。
もちろん、これまでの生活が一変するような、ものすごい発明もあります。しかしながら、特許となる発明は、そのような革新的な発明ばかりではありません。
これまである製品を少しだけ改造したような発明や、たったこれだけのこと?といったような発明であっても、従来製品から変更した、その少しの部分が発揮する効果が認められると、特許になります。
特許を取得することは思ったほど、難しくないのです。
ところで私は、つい数年前、20年以上ぶりに広島に戻って参りました。暇があれば魚を釣ろうと出かけているのですが、思ったような釣果をあげることができず、隙間だらけのクーラーボックスを持ち帰る毎日です。子供の頃の記憶では、餌をつけて投げておけば、いくらでも釣れたと思うのですが ・・・温暖化の影響か、腕が二流だからか、少なくとも道具は一流なのですが。特に最近狙いのイカは散々です。
特許を取得するより、はるかに難しいと感じております。

(日本弁理士会中国会 フリーダム特許事務所 弁理士 河野 元)